1991-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

川柳は詩かと問いかけをして、本誌で論争が続いたことがある。そのきっかけは内山一也で、創刊して間もない昭和十二年三月号だった。 すると四月号に、川柳は詩だと寄稿したのは平井蒼太。そしてそれに並んで、川柳は詩でないと論じたのは山頂帆座。 昭和五…

二月

産みかけてキョトンと蒼い空だったひたすらに善意が泳ぐこぼればなし水面下声なき声のおどろおどろ生きべたの帽子とお辞儀する花と対岸の互いに持てる鬼を捨て長らえて真夜のいばりの義理堅や軽減にあやかる老耄いそいそと年寄りの事故重たげに記事埋まる八…

五七五号(平成三年2月号)

題字 斎藤昌三 表紙 ふたあり 石曽根隆実 遠い句、近い句 ―「点鐘」のばあい― 江端良三 柳多留二十九篇輪講(四十七) 信濃の狂歌(七十八)【四、飯田・伊那・諏訪地方(9)】 浅岡修一 本誌主要記事摘録(十四) 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 課…