1980-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月

△馬齢を加えるというと、ちょっと体裁がいいが、へりくだってるみたいにカッコウつけているからかも知れない。またひとつ齢をとって申しわけないナンテいう人はいるが、ナゼひとつとらせたんだと怒る人もある。年齢延長の生理的趨勢にプリプリなようだ。 △孫…

一月

いつからか老いの判断ともなって 身に覚えある証しなりちさくとも 取り込みをぬけ出してくる思いよう あとやさき知る身のいまを振舞って 冬へ咲く花のこころに近付かせ 遠い想いが何故かそばにいてくれる 終わる道からそれた小さなこみち 見えぬ手の這い出し…

四四二号(昭和五十五年1月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎柳多留輪講聞きかじり評 江端良三 ―現代川柳からみた古川柳 鮎の塩焼 丸山太郎 江戸歌舞伎への招待 佐藤要人 ―小池章太郎氏の近著「考証江戸歌舞伎」を読む 雑詠 大空 石曽根民郎選 二、上越篇(十一…