1999-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

郊外地から都市化に発展して大きい変貌がもたらされている。まだ田舎じみた様相そのままのところもないわけではない。質素のようなたたずまい、黙ってちょこなんと住む、そんなところか。メゾン何々と屋根のあたりに目印が有って二階造り、駐車場が広く朝夕…

十一月

ひたばしり老いの便りをいま出そう この世との縁の深さの九帳面 九十われ目立たぬ顔のここに在り おんぶしたい顔はせず杖が一本 生きてゆく道によろよろ笑わない 健康雑誌未練か渋い顔をする おだやかな日はちよこなんと座る こだわらぬはからいじっと頭が下…

六八〇号(平成十一年11月号)

題字 斎藤昌三 カット 丸山太郎 表紙 阪井久良伎 色紙 雑詠「大空」 石曽根民郎 選 山彦集 同人吟 大空雑感 吉野圭介 飯島花月の狂歌(三) 浅岡修一 川柳評明和八年万句合輪講(百三) 誹風柳多留十三篇略解(二十四) 課題「雲」 寺沢なおみ 選 「魚」 飯…