1971-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月

▽ここに生きているのは何だろうかとひねって考えたことはない。生きる世界のなかの自分はどうなんだろうともむずかしく思ったことはない。たしかにここに生きているのは自分なのだくらいに気がつくだけである。生まされたのだこんなところにひょんな恰好で出…

八月

夏の終りのまた果てのからくりよ いたでおわせし裸身かくひきしまり 時に残され猫背陽が救いに来る 生活にからまる声をひそめたり 沖縄の願い汗ばんでゆく現地 みんないい人で風景にはまった 主人公鞭を忘れず鞭打たれ 都会のおちこぼれ顔しばし放さず 誰が…

三四一号(昭和四十六年8月号)

題字・斎藤昌三 柳間散歩C 東野大八 顎庵柳話(十一) 田畑伯史 続・具里院巷談(七)【恐怖感・知識慾(2)】 岩本具里院 ほうろく孜 石崎柳石 雑詠 大空 石曽根民郎選 柳多留二篇輪講(八) 句会報