1971-08-01 八月 月々の句 夏の終りのまた果てのからくりよ いたでおわせし裸身かくひきしまり 時に残され猫背陽が救いに来る 生活にからまる声をひそめたり 沖縄の願い汗ばんでゆく現地 みんないい人で風景にはまった 主人公鞭を忘れず鞭打たれ 都会のおちこぼれ顔しばし放さず 誰がこしらえたでもなく自分のドラマ 能面くたくたになり夢はかそけき