1996-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

もともと麻生路郎門下生である私だが、交友を深くするために他吟社の人たちとも仲好くした。岸本水府の直筆句集「番傘抄」を大切にし、番傘関係の食満南北も刺を通じて親交を重ねた。 色紙のほかに 引越してからの原稿 よく運び 居間に飾ってある。絵入りの…

十一月

コメントの緩急およそ刻を読み十重二十重焚火景気の話上手分限者と億の悪しきがまた並び木の肌のどれも自分を剥き出して道なれややがて男を磨かねば寄せつつも波のたわごとだってある向き合える美醜の和み許したる引き算をしては歯がゆいくり返し泣き落とし…

六四四号(平成八年11月号)

題字 斎藤昌三 表紙 蔵書票・カット 丸山太郎 暗がりの牛(一) 美濃部貞 雑詠「大空」 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 大空雑感 吉野圭介 信濃の狂歌(一二三)【七、長野県(三)】 浅岡修一 川柳評明和八年万句合輪講(六十七) 十二篇はいふうやなぎ【き】…