1960-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月

▽前田雀郎氏追善川柳大会が三月十三日にあることを知らされたので出席するべく前日上京した。一月三十一日が葬儀だつたが、何分にも月末で商売の方では身がはなせないため、せめて追善川柳大会には出掛けようと思つていた。 ▽夕方着いた。姉の家に落ち着く前…

三月

白壁のせつなく重く元くるわ つきつけるマイク日本の過去癒えてか 子の涙空に光つてのぞみ持つ 白髪美しや情熱の鎮もり来 言葉あやしくなりひら〱と鳥飛び立ち 大物の明日を倒さんとしては眠り 正直の肩敢えて濡れ灯に雨に 枯野つゞき喪にある人を描かしめ …

二一〇号(昭和三十五年三月号)

表紙 別府楽天地 武藤完一 開田高原 横内斎 課題「肌」 土田貞夫 茂乃家京子の執念 江端良三 句を求める大事 石曽根民郎 素人談義 渡辺幻魚 雑詠 大空 石曽根民郎 選 合評「道」 雅登・汗青・正光 山彦集 同人吟 摘草 比企蝉人 東京だより 伊古田伊太古 句会…