1974-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月

△伜は山好きで、学生の頃は遊学から帰ると早速山に登った。だからあちこちに山友達がある。八月に入ってから山形県の山仲間が左馬の角将棋を持って来てくれた。北穂へ登る道すがらである。 △天童といえば将棋の駒の製作で名がある。そこで作られた大型の縁起…

八月

夢に見に来た顔でないジーンと来る 朝飯をすこし腹ごしらえとするか 物価騰る鼻面汗ばんで来たな 見事に敗れ去るとんぼ連れ立ち 墓の草いきれひたすら手を合わせ 酔いの底に坐ってやる小さな驕り 傷ついた振りして勝ち負けを気にし 埋もれゆく名をかざさんと…

三七七号(昭和四十九年8月号)

題字・斎藤昌三 え・いしぞねなおえ諤庵柳話(二十) 田畑伯史 浅岡修一氏に感謝する 石原青竜刀 【久良伎の松本旅行吟への疑問】 雑詠 大空 石曾根民郎選 柳多留二篇輪講(三八)