1982-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

▽郵便局はほんの五分くらいのところにあって、出すときは夕方にきめているから、少しためておくことになる。ほんとうは二軒さきに赤いポストがあり、いつ集めに来ることまで、胴のところにしるしてある。時間からすればここへ入れても、そんなに苦にすること…

二月

破れ太鼓捨てぬ世間につかまるか 年染みて狸おもたく月さがす 束の間の想いも知れたほどのけり 指折って叱り手ほしき受け身なり のめのめと片膝だけの軽き痴話 旅がらす律儀風情の夢さます 分別をどこへおとした枯尾花 ねたましく表紙の女ひとくさり ごしご…

四六七号(昭和五十七年2月号)

【発行年、表紙では昭和五十六年の誤植。奥付では昭和五十七年】 題字・斎藤昌三 表紙・石曽根正勝 カット・丸山太郎続々「夜明け前」と雑俳 多田光 (1) 詩情豊かな郷土本 東野大八 (7) ―石曽根民郎著「住めばわが町」を読んで― 川柳越後志(三十六) …