1998-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

ちょっと頭が痛い気がして、今日は一日臥すことになるかと思っていたのに、何時となく良くなって来たので安心した面持ち。すぐ齢だなと慮ったり、無理ならぬ体調だと先を読む。 少し郊外な静かな所に寝起きするようになってそろそろ四年目だなと気づく。無論…

十一月

軽薄な裏へ誌すか今日の咎 見届けしおのが潮時克たんとし おごそかに首尾をたくわえ露払い どんな顔して疎い世に生まれ合い 鷹揚に世過ぎのまことなら拾う 老来の夢は惜しみをして戻る 黒豆の神秘とにかく点灯す かくんと悲しみを添えるいのちきらり 過去が…

六六八号(平成十年11月号)

題字 斎藤昌三 表紙 中島紫痴郎 色紙 雑詠「大空」 石曽根民郎 選 山彦集 同人吟 川柳評明和八年万句合輪講(九十一) 大空雑感 吉野圭介 私の川柳半世記 所典夫 津軽前句附点者−落合九三子−(五) 誹風柳多留十三篇略解(十二) 課題「続く」 所典夫 選 「…