1978-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九月

△本誌七月号に吉田笙人さんが書いた「永代橋惨事とその手紙」では、その情況をしたためた江戸からの手紙を紹介していたが、たまたま杉本苑子氏の「風ぐるま」を読むと、文化四年八月十九日、警備に当たった渡辺の目の前で、橋板の惨害が起り、最愛の妹といと…

九月

追っかけてゆくひと秋を知らないな いつか見た夢遠いとも近いとも あたたかい気持ちいのちを抱いたのだ 儲かったとは銭かねのこと避けて おのろけになって静かに垂れる幕 右を見てうるさい顔が左にも 何故かうたいたくてははっきりする自分 ちょっぴり涙もろ…

四二六号(昭和五十三年9月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎 諤庵柳話(二十四) 田畑伯史 いなご 向山雅重 雑詠大空 石曽根民郎 選 平井蒼太のこと(三) 石曽根民郎 柳多留三篇輪講(二十八)