1978-09-01 九月 月々の句 追っかけてゆくひと秋を知らないな いつか見た夢遠いとも近いとも あたたかい気持ちいのちを抱いたのだ 儲かったとは銭かねのこと避けて おのろけになって静かに垂れる幕 右を見てうるさい顔が左にも 何故かうたいたくてははっきりする自分 ちょっぴり涙もろく気強いあご だって惚れた弱身の筋書通り ドン詰まり山が見えてくるほんとうに