1985-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

▼足元の暗くならないような時間で会合を閉じたいという希望が、ちょいちょい耳に入るので、思い切って昼間開会することに決めたし、またウイークデーの方が何かと好都合だという者もいて、或る日を選んで集まった。 ▼土曜日とか日曜日とか、週末の休みを考え…

十一月

群雄割拠更に熟して明日を漕ぐ 雄叫びの定かに鎧う音立てて ひんやりと寝首に安堵する目覚め 後れとる一太刀虫を鳴き鎮め 夜霧這う弱者見据えて滔々と 耳打ちの策は扇の半開き 取り乱す悲憤慷慨孤雁立つ 吟ずれば仮寝の風呂の焚き返し 人の訃の恩讐越ゆる机…

五一二号(昭和六十年11月号)

題字・斎藤昌三 表紙・石曽根正勝 カット・丸山太郎川柳コーエン体験記 東野大八 (1) 信濃の狂歌(十八) 浅岡修一 (4) ア―ウ 芦田、茂田中【茂田井】、望月地区 12―21 藤廼屋花丸、望月駒彦 他 柳多留廿七篇輪講(四十九) (9) ふぐ漫筆(一)…