1977-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十月

△ふと目を覚ますときも、どうやらみんな寝ているなと感じ、少し早い時間をさとってから、天井を眺めた気持ちで、何を考えたらよかろうと、暇なような遊びごこちのうちに自分を養ってやる風になるのである。 △いまいましいことや悩むこと、いらいらすることに…

十月

寸尺が還るショボショボ目をこすり ホームラン自力たしかな世に応え 人命か威圧か国の貌さらす 超法規これを限りの陽の祈り チャンネルのいずれか大麻くすぶって 証人喚問と避ける言葉を選び合い ツキに取り戻す手のうち見つめられ 説得力欠け部下の眸もすが…

四一五号(昭和五十二年10月号)

題字 斎藤昌三 表紙 いしぞねまさかつ カット 丸山太郎雅登の生活句 河野春三 (1) 塩の恩返し朝粥について 吉田笙人 (4) 信濃雑俳書解題 矢羽勝幸 (5) (三)誹諧うつほぶね 雑詠 大空 石曽根民郎選 (16) 柳多留三篇輪講(十七) (21)