1956-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

▽週刊朝日別冊の「世界探検冒険読物号」の読者の椅子に吉野良三君の名が見える。(京美人に味噌汁を)の文中ににもあるやうに彼は信州人である。しかもしなの川柳社同人の県外唯一人のわが同志でもある。しなの川柳社では同人制といふことに経営的な意味合ひ…

七月

近什 沖縄の声の孤独を波が洗ひ 夏の灯も親しクイズに坐らされ うしの日の風もこよなきもののうち 大臣の宿題次ぎの逃げ言葉 すだれ越し小言幸兵衛すき通り 怪談へ恋のやつれの顔を寄せ ニツポンの縮図いゝこと遠慮して 遠巻きのまゝ暴力が移動する つまみ喰…

一七一号

表紙 河岸 丸山太郎 口絵 暑中御伺 武藤完一 写真 郷原の宿 穂苅三寿雄 麦酒のむ頃 山路閑古 鉛と金の識別について 石原青龍刀 【 平井一雄氏にむくいる 】 本町の句について 飄々子 各地だより 伊太古・葉光・白禿道人 【東京だより=○丸さん 伊古田伊太古 …