1979-04-01から1ヶ月間の記事一覧

四月

△小学校六年生を卒業とすると中学校に入学した。ほんの二、三分ところにあったが、わざわざ寝坊することはせず、真面目に登校したものだ。いまもそうだが、やせっぽちで身体検査が一番嫌やだった思いが残る。体重は人より軽いのがつらく、その裸ン坊を見られ…

四月

どこを押しても出ぬ智恵で相手欲し 後味のよさに浮かばれてくわが身 ここにして乱れる老いを叱りながら 胸底のかく惧れあり寝に入るか 涙そこに置く人知れぬこそよけれ 静かな日やがて伝わるわがこころ ふと覚えあれば枕に乗せたケリ 残飯にありつくほどのそ…

四三三号(昭和五十四年4月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎 時評二題 共通一次試験に川柳登場 俳人楠本憲吉氏の“よみうり時事川柳” 石原青竜刀 長崎の歌と句 池田可宵 佐渡の釣り 浜本千寿 ベロとは何か 丸山太郎 川柳越後志(三) 西原亮 雑詠 大空 石曽根民…