1976-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月

△戦後、劇団タンポポというのがあちこちに公演して評判になったが、本拠は松本市笹部ににあった。そこにしばらく所属していたということで、曽遊の地を久し振りに訪れた小池章太郎さんにお会いした。まだ見ぬ松本の地だった同伴の奥さんを案内がてらである。…

八月

自らを恃まんとする身の証し 接点をぼかして敗けを背負いながら 圧政のなかで生まれた血の騒ぎ 人のうめきひたすらにきくひとりとし すがるものへの祈りただ遠巻きに 終ったあとのさわやかさそれで足り 汚れ金口拭き合える身の飾り 外国へ邦を見にゆき金いく…

四〇一号(昭和五十一年8月号)

四〇〇号特集 その二 題字・斎藤昌三 表紙・アメリカ椰子 中村善策 (一水会) カット・丸山太郎 信州の万句合 宮尾しげを 書物捜索の終りに 横山重 雑俳語雑記 鈴木勝忠 柳多留の読者 宮田正信 松浦静山侯の川柳 中村幸彦 山中自有方外友 野間光辰 近世身分…