1973-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

◆一年も二年も住むわけではないが、仮の住居である筈なのに居ついて見ると、毎日がそれなり気に自分の家であることで親しみが湧く。なぜだろう。そんなことを思う。いま新築している家が完成してから、いよいよ移るとなると愛着を感じるだろうし、たまには訪…

七月

ぬけがらがなまあたたかくころぶなり 生きる権利が待っていた目を覚まし あるべき姿に戻ってゆく小さかれ 傷ついたと見せて言葉いぎたなき ワル乗りのとどめしみつく油ぜみ 打てば響くにそのひとを遠くする 開発と保護を並ばせ山言わず 人そしる活字ギラギラ…

三六四号(昭和四十八年7月号)

題字・斎藤昌三 田中の局補正 大村沙華 【長谷川教授に答えて】 雑詠 大空 石曽根民郎選 柳多留二篇輪講(二八)