1996-11-01 十一月 月々の句 コメントの緩急およそ刻を読み十重二十重焚火景気の話上手分限者と億の悪しきがまた並び木の肌のどれも自分を剥き出して道なれややがて男を磨かねば寄せつつも波のたわごとだってある向き合える美醜の和み許したる引き算をしては歯がゆいくり返し泣き落とし雪はさすがに降りかかり男嫌い女嫌いをくぐらせた鳥居