1991-02-01 二月 月々の句 産みかけてキョトンと蒼い空だったひたすらに善意が泳ぐこぼればなし水面下声なき声のおどろおどろ生きべたの帽子とお辞儀する花と対岸の互いに持てる鬼を捨て長らえて真夜のいばりの義理堅や軽減にあやかる老耄いそいそと年寄りの事故重たげに記事埋まる八十をひっさげ挑む小天下願わくば涯て生かすべく目の高さ