1978-01-01 一月 月々の句 いたずらな言葉のうらで図ろうとするゆずれのあたたかさ応えてくれる姿やつしそこまできていた波打ち際たとえばなしにくるまっていてせりふを覚え一生のおかしさを知るほんとうの貌自分が消えてゆくその意識まにまに儲けすくなき歩み黙ってついて磨かれた個性生きて来たことも安らかないびきつて添った長さだよ打ち明けられるこわさ雪降り雪降らし