1976-11-25 十一月 月々の句 遠い昔がご機嫌伺い見たいな顔で 無理からぬわけにかくれてすまながり あつかましい話のなかでおちつこうと思う 傷つきながらゆっくり長い夢に賭けて 短かい言葉立ち直ろうとかまえ さびしがらせる音だほど〱に矛をおさめ 雲ふんわりと素直自分を見捨てずに 昔を語ろうとする逃げるでもなく 間違いをかくすふりして立ちどまり それも生きる道かも知れず見すごされ