1978-04-01 四月 月々の句 人の身を思う地変はよそながら 抵抗の真意の底で傷め合い 一介の職こだわらず長い道 四つ子五つ子並び長生きテレかくす やがて来るものの気に自分をためし 長寿いま静かな夢として遠し 齢かさねゆくおもさ持ちおこたらず 誰にもさからわずひとりのみちのり さがし合いとまどう心ひきたたせ くちずさむ歌ありなぜか息付いて