1995-09-01 九月 月々の句 景気失速見る見る秋気取り巻いて忌ましき巷の芥重たがる安からぬ思いは同じ だが前へ濡れやすき肩をかばいて語らばや老いていま私淑のひとを胸に収め見遥かすいたずらを越え篤く篤くしくじりの悔いを流して湧くか泉人生きて錯誤の渕を洗ういま音低く高く名残りのうた待つか敬老の陽なたにゆだねおのがじし