1995-11-01 十一月 月々の句 黙らせた向こうの闇の息遣いいぎたなく億にしびれてゆく狂い陸続と言葉の嵐ゆるぎなく遭難の寄り添う雪がきつすぎる不埒とも埒とも聞かずいそしむ眸一片の小舟明るき揺れを持つ受ける者受けざるものの血を湧かし孜々として倦まず諾否も名を負うよけなし合い越えては文化目指すときそれぞれに達意の真価問うがごと