1995-01-01 一月 月々の句 あとやさきさても拒まぬ身づくろい折れ曲がる道に念じてことなきや窓越しの風景ゆくりなくも未熟生きて生きて古式の芸にめぐり合い姉の喪と竹馬の友の喪も抱いて天変のむごき思いの日が暮れる望みなきにしもあらでひと眠り水も欲し火も欲しかかる闇に問う夜が明けて救恤の手のひろげかた耳の覚えあるごと言葉ふとよぎる