1984-07-25 七月 月々の句 いつか寝に入るさてもあなどり難や 水面下ときに見せしは甘き首 とっぷりと昏れゆく老いの飾り付け 答えにはならぬ答えの驕り際 ほとぼりの冷めし世過ぎ横たわり たかが勝ち負けにじれ合うてれかくし 断末魔忝なきを抱かせてく なだからかなみどり昔の詮なきか てきぱきと読みに容赦もなく回る 冤罪へ被害家族の捨て小舟