1987-06-25 六月 月々の句 朝まだき目覚めを得ての問わず語り とどめたき想いの底のいぶし銀 ツンとする出会い頭のほんの芸 凛々しかり一幕物と添寝する よしそれで通じなくとも並び合い 大樹小樹調べ相享け熾んなる お互いに死のひらめきの真正直 鶴の子よ亀の子よ汝が持つゆくえ 足らざるを思い切る日の残り少な 身の程の小さな旅が見えてきた