2000-07-01 七月 月々の句 放心の彼方ゆっくり灯のゆらぐ含蓄のまこと行末たなびくか美しく試案の扉かっとばせ強弱の涙自ら光らせるもろもろの下手か上手かまだ回る腫れものの強き怒りか黄の濃さか伏線の彼方巨悪のひと寝入りどっちみち下手か上手か顔まとも話せないつんと澄ませてかゆくなる腫れものの扉かくして可笑しかり