1996-12-01 十二月 月々の句 申しおくれ立つほどもなく闇が近づく枯れた河やがて自分にこだわってそれとなくいたわりならばかく孵る身だしなみ装う季を覚えさせ老いは祿新調句帳延ばさんや心得しエスプリ鈍く老い得たり省察と緩急からめ老い糾す簡略の奈辺が掴め老いたるぞ流通の渦ただ眺め老い貰う現実の壁にひと休みが出来る