1975-12-25 十二月 月々の句 身勝手に田舎そのまま求められ のがれ来て過疎をば許し戻りゆく 一日滞在食べて眺めて賞めて去り ふるさとの旧さを強いるほどの智恵 暮らしまで触れてこすって夙と帰り もてなしの田舎料理で稼ぐ身の 自然とふれ合い暮らし底にしずみ さして身飾るでもなくふるきを験し ふるさとを抱かせる側として凝視め 生活向上をもとめ田舎っぽく生きる