1991-05-01 五月 月々の句 狛犬と会う朝だったわが挿話深爪の遠いあの日が薄くなる低唱のかく虐げてゆく雌伏愚の道がほしくていつも独り言蛇小へびぐんぐん伸びたがってるぞまたごろり億をいたぶるよごれた手災害の遥かその名と結び合う志半ばをねらう目白押し若き徒の焼身国を灼くがごと他がなせる不意打ち生命への惧れ