1989-02-01 (平成元年2月) 月々の句 雁首を揃えていつそ御し難く遁辞すら見る見る水が増えて来た薬袋の折り目きちんと陽のこぼれみな行方持てり馴れ馴れしい風か小見出しで往生際をまたずらし釈明の不透明度を漕ぎあぐみこだわらぬ顔して実は狂い出しなだめやるドラマこちらもそうだった旅は濃く古代微笑に抱かれてる警世の出山のうた踊り出よ