1980-07-25 七月 月々の句 濡れたおしぼり一本のおしゃべり 時折の弱気が愛嬌を添える 西瓜真っ二つ年寄りも仲間に入れる つつましや思い残しの塵を拭く 一日一善ゆきずりの目をしかと受け 小競り合い置きかえる座がまだのこり 笑わせて明るく先を読んでおく はしなくも見過ぎた夢かとも思う 人の世の道草はある息を継ぎ みんなついてくれ寝酒ほどよし