1980-08-25 八月 月々の句 無にそそぐ水音はあり身を置いて あらわれるだけさわやかな気を持たせ 色は濃くならず身の上きずかせる そのひとになりきる一徹さが湧かず 長らえてひとつの仕事ふた仕事 身に覚えなけれど相手あることで 気遣ってくれる一本句を添えて 拭き終らないこのからだ明日がある 連れ立っていっそ別れを思いやり