1982-03-25 三月 月々の句 入歯はずすその底にある夜を持つ 真直ぐに落ちてく闇のぬくもり 満ちて砕けることわりの安けさよ 物の怪のにくくもしるき鬨の声 談合と馴れ合いの字がお辞儀する こと金に及んでからむ身の証し 表には出ぬやりくりのたかが知れ 申告期トントン拍子相手待ち ややかたち成すいきさつのお見通し よごれなき金までつらく目をこすり