二月

辛酸をなめ炊き出しに応える眸

物心の輪の瑞々し陽は昇る

挫けざる猛きが叫ぶアプローチ

商魂の一徹瓦礫よりの声

寒にめげず再起の途のいざやいざ

ゆくりなく骨は昔を喋りげに

問わず語り妙にうす髭器量めき

核心に及び難きを愚直たり

正念場及んでは今日を滴らす

老いの糧持つて回りの道草よ