1988-01-01から1年間の記事一覧

二月

▼土地のものだけで話し合っているときはそんなに気にもならぬがたまたまよその土地の人が居合わせ、怪訝な顔をされてオヤっと思う田舎まるだしの言葉がある。 ▼「おせんしょな口出しで、もうらしいことをしてしまったが、何ともへい遅い後の祭りさ」訛とは違…

二月

入れ知恵のかばかり足して憂い気に 朝まだき祈りこめるか鐘とどく 老実にほど遠き身のさりげなや 整理する気負いやさしい闇がある 問いかけの幽かな物の怪に出逢う 去り際にほんとの顔が言い糾し とめどなき思いこんがり焦げてきた それぞれにまとまるまでを…

五三九号(昭和六十三年2月号)

題字 斎藤昌三 表紙 さあ走れ 石曽根隆実 カット 丸山太郎土と水からみた安曇野の開発 小穴喜一 (1) 柳多留二十九篇輪講(十二) (5) 信濃の狂歌(四十四) 浅岡修一 (10) 【三、上田・小県地方の狂歌(6)】 イ、東上田地区(1) 【13、千歳…

一月

▼冬にしては少し暖かいなと思ったり、凌ぎいい日が続くと朝の散歩に出掛けたいなと思ったりしながら、それでも風邪を引いたら困る、のどの痛みの程度くらい飴玉をなめて我慢ができるが、やはり風邪引きはこわい。 ▼元旦になって、新しい年を迎える瑞気に触れ…

一月

天に賀し地に賀し旦いただかせ のびやかに年の始めのうた古く 凛々しかりおどろおどろの世を分けて 冬の花ひっそり閑と水が欲し 矩り越えぬやや衰えの寄り添うか 元よりしるけしたまゆらの露のいのち 身に覚えありげに濡らす粉雪は いじらしや残り少なき日を…

五三八号(昭和六十三年1月号)

題字 斎藤昌三 表紙 勢いよく 石曽根隆実 カット 丸山太郎我、選者となる 節秀夫 (1) 柳多留二十九篇輪講(十一) (3) 信濃の狂歌(四十三) 浅岡修一 (8) ア、弥津地区(5) 【2〜12 六本亭鶴【鶴の遍】、水魚亭喜楽他】 句評 出初式 土田貞夫…