1988-02-25 二月 月々の句 入れ知恵のかばかり足して憂い気に 朝まだき祈りこめるか鐘とどく 老実にほど遠き身のさりげなや 整理する気負いやさしい闇がある 問いかけの幽かな物の怪に出逢う 去り際にほんとの顔が言い糾し とめどなき思いこんがり焦げてきた それぞれにまとまるまでを漕いでゆく 公に私に我欲の膿がふくれ出す 辞任するため腥き首っ玉