1988-01-25 一月 月々の句 天に賀し地に賀し旦いただかせ のびやかに年の始めのうた古く 凛々しかりおどろおどろの世を分けて 冬の花ひっそり閑と水が欲し 矩り越えぬやや衰えの寄り添うか 元よりしるけしたまゆらの露のいのち 身に覚えありげに濡らす粉雪は いじらしや残り少なき日を埋めよ みんなついて来いと強がりあったっけ 追い越されゆく従容の気を組もう