2012-04-05 四月五日 古川柳信濃めぐり365日 鶯に二の足をふむ諏訪の池 (柳多留 七三) 諏訪湖の氷がとけると、目が覚めたように漁舟が動き出す。単位面積の漁獲高は全国の湖沼中の第一である。コイ、フナ、ウナギ、エビ、モロコ、ワカサギなどでほとんど人工孵化、放流、養殖で、いずれも他県から移殖したもの。舟を借りきつてワカサギ釣りをたのしむ観光客も多い。舟の中の即席料理ができる。 この句の二の足を踏むとはよくいわれる言葉だが、ウグイスに掛けてかわいらしく諏訪の「池」としたところが面白い。