2012-03-18 三月十八日 古川柳信濃めぐり365日 昼背中夜は善光腹が冷へ (柳多留 四一) 善光寺は天台宗の大勧進と浄土宗の大本願という二つの宗派によつて管理されている。二十五院、十四坊のように両派にわかれ、参拝客は分宿する。信者か旅客かでもめたのも道理。 仏都といわれる長野市は付近に温泉がありそのうえスキー可能の高原もあつて、観光方面に発展しようとしている。 きようは彼岸入り。さぞかし善光寺は賑わうことだろう。 この句、堀江から拾つた仏像を本田善光は昼は背負い、夜は逆におぶわれて信州へ持つて来た話から。