一月

かがなべてひとつの道があったとさ

弔いの掌にまといつく同い年

難しい話でほんの芸のうち

大勢の道を私というものが

そこここの鳴らざる鐘を拾い合い

貰ってる言葉ひとつの底つこぬけ

かくしごと自分らしさを縛りつけ

ぼろぼろになりたいだけで眠くなる

コンマ以下やさしい言葉だけすんで

年上のひとがずらりと減らず口