1992-07-01から1日間の記事一覧

七月

金沢の安川久留美を知っていた阪田風谷は、数年松本に滞在したことがあり、交友関係の深いところから、井上剣花坊もちょいちょい訪ねて来た。 早速川柳座談会を催す筈だったが雨天で集まる者も少なく、まだ当地に川柳作家がいなかったため講演では川柳と狂歌…

七月

名を惜しみときの刻みは正しくてさがす手とすがる手が合う世の隅で向き向きにおんなじことを言いも得てこと金によごれの深さ伏せて去に悪の華着崩れもろく時を負うこつこつと民意にかなう歩みこそ長寿値におもねる首を少し振り生きの間の本気なにやら吾なり…

五九二号(平成四年7月号)

題字 斎藤昌三 表紙 顔 石曽根隆実 地獄の戦場沖縄を想う 東野大八 柳多留二十九篇輪講(六十三)【最終回 あとがき】 本誌主要記事摘録(二十二) 信濃の狂歌(九十一)【五、松本地方(7)】 浅岡修一 川柳評明和八年万句合輪講(十五) 雑詠 大空 石曽根…