1987-08-25から1日間の記事一覧

八月

▼去年蒔き残した種袋を見つけて何となく鉢いくつかに分け育てようと考えた。ひょろひょろ細長い蔓が延び、安定の支え棒に巻きつくようにしてやったら、機嫌よく身をくねらせた。 ▼古い鉢にあるものへも、万遍なく水をやることが好きだから、一しょになってす…

八月

末よかれしと譲る気淡かれや 底抜けの明るさのみで終わらせぬ 凛として凧合戦の夏を占め 何食わぬ顔のほてりに蚊がためす 戦こそイケマセン語尾はねた問い 核廃絶ふたつ分かれて暑い最中 世の動き名札たしかな揺れとなる 好き好きに試行錯誤の毛臑なれ 老熟…

五三三号(昭和六十二年8月号)

題字 斎藤昌三 表紙 実りいっぱい 石曽根隆実 カット 丸山太郎銭形平次の投げ銭 阿達義雄 (1) 柳多留二十九篇輪講(六) (5) 信濃の狂歌(三十八) 浅岡修一 (10) (ヘ)長土呂地区 【216〜218 純辺館紀長人】 雑詠 大空 石曽根民郎選 (1…