二月

この世との別れの送りみんなにも

いくつかの奈辺よろしく穴がある

机上から達意の順を返せたか

妄念を刺す闘いが始まった

誰が聞くというのだ何を言っとる

下手なら下手でよい月の喜び

真っ直の鼻と思えどさりながら

縮まった想いをそこに置いてある

いみじくも齢は向こうでおいでおいで

後や先きっとあの世が呼びに来る