1999-09-01 九月 月々の句 如才なくのどを鳴らして好々爺 ゆゆしくも用意たちまち死を想う 昔噺老いは来ないとさし向い ひとりごと夜中のわれを拾い出す 道しるべ年寄りの知恵磨くべく あしからず自分を拾い出す時間 百名山さらに深くて眠り欲し 薬忘れず咲き出す花と噴く山と どうぞ教えを垂れ見事な蜜蜂に 未来図に弾けた豆の笑い待つ