1999-04-01 四月 月々の句 堪らなく心の襞を擽って ぼろぼろの神が出て見え仕舞いゆく それとなく馬に馴れ道草食べて 誰だろう心の旅を撫ぜてくれ 晩年の鐘のひたすら驕らない おどろおどろ濡れた言葉で耐え難く 夢見てたその一枚を大事がる 儲からぬ話で一緒に目が覚める 大きい話と小さい話で仲が良し 僕の話と俺の語りがすれちがい