1999-01-01 一月 月々の句 表情のうえの鬘がものを言う 往来の少し手前の知恵くらべ ぶつかり合いしごく目出度い音を出す 耐用に克ちたがる目がものを言う 胃のもたれ尽きせぬ話くり返し 緩和またどこかで眠り薬買う 結論に駆けつけたがる小さい虫 気疲れの果ては櫓のふとそびえ ぎこちなく消える間凄く鼾せん 衰退の向うの丘の物は付け