1998-01-01 一月 月々の句 呆け防止抜からぬ顔でねじつてる しくじりの羽をたたんでなお歩く 現実と夢をからめて爺のとさか 蓄積か瓦礫か不況首かしげ しみじみと与えられたる餌が待つ 雪燦々神の思し召しを重ね 雪しみじみ聞き捨てならぬ話の緒 雪可憐ひとりぼつちを助けよう 雪しきり唐紅のスタイルよ 雪自睡静かな旅が待つ実り